第4回 カラフルの”わ”ご報告

 

 令和5811(金・祝)に「カラフルの“わ”第4回 起立性調節障害の当事者と共に対応の仕方を学び合う!」を開催しました。当会と学校に勤務される職員様が、当事者と保護者と共に起立性調節障害を学び“輪になって、起立性調節障害の子どもたちへの学校での対応を考えていこうという趣旨で、2018年に活動を始めました。

 日々、起立性調節障害の生徒たちへ熱心に対応して下さっている学校の先生方には大変感謝をしております。学校の先生方は教育現場の対応で何か困っている事があるのではないか。もし困っている事があれば、起立性調節障害の病気を持つ子どもたちや保護者にどのように対応すればよいのかを一緒に考える取り組みです。

 

 今回は助成金申請を行わなかったため規模を縮小して開催し、参加者は5名でした。専門学校の先生1名、養護教諭1名、スクールソーシャルワーカー(以下SSW2名、専門学校で福祉を学ばれている学生1名が集まってくださいました。また今回は、当会が登録している高槻市市民公益活動サポートセンター様を通じて、大阪医科薬科大学看護学部の生徒様5名が実習として当日の運営をサポートして下さいました。

 参加者からはお申し込みの時から「学校に求める配慮は何か?」「保健室で休むと欠課になるがどの様に対応すればいいのか?」「周りに起立性調節障害のことをどの様に説明すればいいのか?」「親の会として、地域社会との関わりや活動の方向性は?」等のお声をいただいておりました。

 

 起立性調節障害への関心の高さを感じ、日々の学校での対応の中で真剣に起立性調節障害の生徒さんのことを考えて下さっている参加者の皆さまとご一緒に当日意見交換ができる事がとても楽しみに当日を迎えました。

内 容

1部 岡山県起立性調節障害(OD)対応ガイドライン(学校編)について

2部 当事者の体験談

3部 意見交換会

 

 

 人数は少ないですが、担任、養護教諭、SSW、当事者、保護者(当会スタッフ)など様々な立場からの参加でもあり、意見交換会も例年のように様々な意見が交わされ盛り上がりました。その中で、現在の起立性調節障害の診断に関わる新たな課題も見えてきたこともありました。改めて、学校内の様々なお立場の意見が重要になる事を改めて感じました。ご参加いただいた皆さまありがとうございました。